東京駅から伊豆急下田駅まで、特急「踊り子」で２時間５０分。けっこう長い。伊豆半島の下の方まで行く。天気は晴ときどき曇りって感じ。
伊豆急下田駅に降り立つと、プランターに植えられた水仙の花々が迎えてくれる。駅を出れば「水仙まつり」の幟がたくさんはためいている。さっそく路線バスに乗り、「水仙まつり」の地、爪木崎へ向かう。わたしたちの今回の旅、最大の目的は水仙を見ること。爪木崎は野生の水仙の群生地なのだ。海岸沿いの崖一面に野生の水仙が咲いている。その周辺は客寄せの為か、多少整備されている。けど基本は野生の水仙だ。「水仙まつりは」１２月２０日から１月３１日まで。
伊豆急下田駅からバスに揺られること２０分。爪木崎に到着。終点だからわかりやすい。
降りると周辺に小さなお店が数軒ある。ちょっとしたお土産を売っていたり、軽食が食べられたり。海の幸が豊富な所だから、さざえやイカなどの串焼きが売られていたり。”海の家”な感じ。
バス停からちょっと歩くと、まつりの入り口。
ちなみに、両親の後ろ姿（笑）
道なりに歩いていくと、矢印があった。「→爪木のプレーリードッグ」？こんなとこにいるの？と思いながら水仙の咲いている方へと続く道を逸れてみる。
見えた景色はこれ↓。
←拡大。・・・え？（＾＾；なんてことはない。そこから真正面にある岩が、プレーリードッグのように見えるから、ただそれだけだった（＾＾；
気を取り直して、先に進む。
水仙を見る前に、最先端にある灯台へ。現在は使われていないようで、中に入ることは出来なかった。
←灯台前からの眺め。
雲の切れ間から太陽が顔を覗かせている。光のシャワーがうっすらと写ってくれた。母のアドバイスあり。「枯れ草をちょっと入れてみるのもいいのよ」って。どうでせうか？
崖の上から見下ろす。
本当に一面水仙、すいせん、スイセン！その数、およそ３００万本！
それはまるで、満天の星空のようできれいで、心を奪われる。整備されている部分もあるけれど、大部分が自然のままなのだ。
水仙の良い香りが辺り一面に漂っている。ゆっくり歩いて花を楽しんだ。海からの風がけっこう強い。そのせいで、なぎ倒されている所も少しあった。けれどそれでも咲いている。強い花なんだなぁ。だからこんなに咲いているのか。
上から撮ってるだけじゃつまらないので、ファインダーも液晶も覗かずっていうか、覗けないけど、下から見上げるようにカメラを構えてシャッターを押してみた。その場で確認出来るのがデジカメの良いところ〜。けっこう難しいのね。見ないで撮るっていうの。バランスよくいかない。でも面白かった。
水仙の花はきれいだし、海は透き通っていてきれいな青。これでもっと晴れてたら最高なんだけどな。いや、これだけでもけっこう贅沢かな。自然を満喫ｖ
近くには青空市も開かれていた。水仙の切花や球根はもちろん、地元で取れたみかん金柑、魚の干物、海草などなど。賑わっている。威勢の良いおばちゃんの所は繁盛。ちょっと大人しいとこは人がまばら・・・。水仙を見終わった人が必ず通る場所だからって過信してないで、もっと頑張らないと売り上げ伸びないぞー、なんて思ってしまうのは、会社がスーパーだから？（笑）
近くには入場無料の花園があるので、合わせて見るとよいかと。奥の方に菜の花畑があって、母は真っ先に行きたがった。遠くから見ると、太陽の光を浴びてキラキラ光っているように見える。
温室もある。中に入った瞬間、両親のメガネが曇った（笑）
これ↓が水仙の咲いている辺りの全景。
来て良かったｖわたしが図書館で借りた伊豆のガイドブックには載っていなかったんだ。載っている本もあるみたいだけど、けっこうマイナー。それでも人は来てた（笑）かわいらしい水仙の花を十分に楽しめて、満足ｖ
バスに乗って再び伊豆急下田駅に戻る。そして違うバスに乗り、またまた２０分くらいかけて、弓ヶ浜へ。今夜の宿がそこなのだ。下田にホテルとれば良かったじゃんっつう感じではあるが、弓ヶ浜のホテルがセットになっていたのだから仕方ない。選んだのはわたしじゃないし（笑）
ホテルと呼ぶにはこじんまりした和風の宿だった。お部屋での食事になる。”伊勢海老一匹付き”ってなっていたので、旅行前から「どんなのだろうね？どういう風に出てくるんだろうねぇ？」なんて話していた（笑）
４時半頃ホテルに着いて、部屋でお茶を飲みながら一息入れた。夕食が６時からということだったので、まだ間があった。そこで、お風呂に入って温まることにした。伊豆の温泉マップを見ると、この辺りは”弓ヶ浜温泉”と銘打ってはある。だが、このホテルでは近くの”下賀茂温泉”からひっぱってきているようだった。・・・は？”弓ヶ浜温泉”はどうした！効能とか書いてあるのを見たら、下のほうに”（株）弓ヶ浜温泉”みたいに書いてあってさ（＾＾；近くの宿舎も同じく下賀茂からひっぱってきてるみたいで。なんだかなぁ。でも、久々の温泉でのんびりゆったり♪宿泊している人が少ないため、ほぼ貸切状態。弓ヶ浜はその名からわかる通り、海水浴場がメインだから。夏は賑わうのだろうな。
お待ちかねのお部屋食、伊勢海老付きのお時間（笑）海の幸いっぱいの料理だった。カニのフライに、お魚や野菜たっぷりの鍋に、刺身などなど。肝心の伊勢海老はお刺身に。想像していたのより小ぶりで（＾＾；お刺身だと淡白なお味で・・・。ちょっとがっかり。あ、でも刺身で食べたことないから、貴重な（？）体験っつうことで。全部きれいにおいしく頂いた。
食後もまたお風呂入りに行って、それからＴＶ見ながらまったりと過ごす。日ごろの疲れを取りたい、寝不足を解消したいっていうのもあってか、３人とも布団の中で、上で寝転がりながら、半分夢心地（笑）早めに１０時半に消灯。最初父のいびきに悩まされながらも、たっぷり寝た。