>奈良&京都日記<
+1日目後編+
2003.10.18-19

1日目前・1日目後・2日目

世界遺産その2.春日大社。あ〜んど鹿づくし。
昼食後は再び奈良公園の方に戻って、今度は春日大社に向かうことにした。
途中奈良ホテルの敷地内を通る。近道?(笑)奈良ホテルは天皇陛下もお泊りになるという、由緒正しきホテルだ。庶民のお子様なので、自分には似合わないと思った(笑)池を挟んだ向こう側にある奈良ホテルの写真を撮ったが、逆光だったため綺麗に写らず・・・(TT)

さらにてくてく歩く。一の鳥居をくぐって・・・ないや、一の鳥居の横を通り(^^;長く続く参道をまっすぐまっすぐ歩いた。
神社には、緑が多く、木々に覆われているイメージがある。神社の杜は基本的に、伐採や植林をしないのだそうだ。つまり自然のまま。まぁ、参道でもこの辺りは手入れしているんだろうけれど。芝生もあるし。手を入れていないのはここの場合、春日大社の背後にそびえる原始林の方かな。長い年月をかけて、うっそうと生い茂っていく杜は、年月を経るごとに神秘性を増すのかもしれない。
春日大社は、神社の参道を歩いているときの凛とした空気が、他のところよりも和らいでいる気がする。何故なら、鹿さんがいるからだ!参道脇の芝生には、まったりと座っているたくさんの鹿がいた。鹿さんたちの昼食も終わったのか、のんびりとくつろいでいる。


と思ったら、しかせんべいを売るおばちゃんと対峙している鹿が目の前に!一定の距離を保ったまま、じぃ〜っと『くれっ。くれっ。くれっ。たまにはくれっ』とあつ〜い視線を送っている(笑)これは写真撮らなくては!と思って準備している間に、鹿ちゃんは背後に餌をくれそうな人の気配を感じたのか、くるっと顔だけ後ろに向けてしまった。・・・わたし、とろっ(^^;

それが↑の写真。ちなみに左端に写るのは、こまちの後姿である。

春日大社への案内板の辺りで、小鹿ちゃんが「あちらですよぉ」と本殿方向をご案内?!ちょ〜ぷりちぃv


二の鳥居をくぐり、いよいよ春日大社本社の建物が立ち並ぶエリアに入る。
参拝前、身を清めるための手水所も鹿だっ。

つい思わず「わ〜、これも鹿だ!鹿!」とはしゃいでしまったが、鹿は神の使いであり神聖なのだ・・・。鹿が春日大社の神の使いとされるのは、ここの祭神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)が鹿島神宮から神鹿に乗って遷座した、ということに由来されるらしい。でもさー、実際人は鹿に乗らないよねぇ(笑)あんな細い足で支えられるか!?(笑)・・・しょせん、伝説ですからな。しかも神だし(笑)

南門のところには、改装工事・・・じゃなくって、えっと、式年造替って言うのだね、そのために白い幕がかかってしまっていた。残念。

この白い幕の前にも置かれていた、宝物館の展示テーマが書かれている立て看板が非常に気になったけれど、言えず・・・。普通の女の子は喜ばないよ。・・・【よろいとかたな】展なんて(^^;

本社本殿は回廊でぐるりと取り囲まれている。出入り出来るのがこの南門のほか、いくつかの門。
←回廊。わかりづらいけど。

門をくぐって中に入り、御参りもせずに(^^;おみくじを買う。カナカナに置いてあった雑誌で見た、鹿さんのおみくじが欲しかったのだ。木彫りの伏せた鹿が口におみくじを銜えている。そんなヤツがたくさん並んでいて、お好みの鹿をチョイス。そしたら”大吉”だった。・・・けど大量生産されたようなおみくじだったので、嬉しさはない。まぁ、鹿を手に入れたのでよしということで。ホントに運を試すなら、普通のおみくじにした方がいい。
手に入れた鹿をメインに、建物をバックに写真を撮ろうとした(爆笑)面白い絵が撮れるかなって思って。必死こいたのに、フラッシュのせいでうまくいかず・・・(TT)この写真はおうちで撮ったもの。その場では「こいつが一番かわいい!」と思ったけど、冷静になると間抜けな顔だ・・・。


回廊の内側に連なる1000基の釣灯籠。2月節分と8月14,15日には火がともされるそうだ。幻想的なんだろうな・・・。


春日大社は境内自由に無料で参拝することが出来る。基本的に。南門を入ってまっすぐの「幣殿・舞殿」で参拝すればいいのだ。そこには参拝者が記念に住所や名前などを記入するノートが置かれていた。
こんなとこじゃいやだ、もっと神様の近くでお願いしたい!という場合には、受付でお金を払えば、本殿の近くで参拝が出来る。・・・行かなかったけど。行っても本殿には入れないし目の前にも立てない。本殿は神がおわすところだから神聖なので、一般人は入れないのだ。

この日行った時、結婚式の最中だった!幣殿・舞殿の前の庭で行われている。わー、祝詞だー。巫女だー。

生で見れるなんて機会なかったから、この儀式に興味津々。他の観光客と一緒に野次馬してしまった。参列している人たちの中の子供は、式には当然興味なく、玉砂利をいじりまくって遊んでいた。必死で抱え込む父親・・・(笑)

お守りなどを売っている場所に貼ってあったポスターに興味がわいた。「巫女修行」が出来るそうだ。2泊3日だったかな?楽しそう!自分には縁のない世界って感じだし。神秘的なことに興味アリ。機会があれば、いつか体験してみたいな(笑)

若草山はやっぱり”山”だった・・・。
続いて若草山に行くことにした。天気も良かったし、上から奈良の町を眺めてみたかったのだ。行ってみたら、入山料を取られるのに驚いた。考えてなかった(^^;150円だけど。でもそれがあるから綺麗な山が保てるのかな。チケット売り場にイラストマップが置いてあったのでもらってみたら、裏がスタンプラリーになっていた。終了すると絵葉書がもらえるらしい。どうせ登るならせっかくだし、押してみることにした。山のいっちばん上まで行くには一重目、二重目、そして山頂、と3段階になっている。山頂までコースだと約1時間だが、一重目までの30分コースをチョイスした。
さっ、ハイキング開始♪

真正面から見ればとてもなだらかな山。けれどハイキングコースに沿って回り込むと、けっこうな坂だ。
 

日ごろの運動不足もあって、けっこう疲れる。けれど後ろを振り返れば、奈良の町が見えてきて、意欲も出るというものだ。最初はありがちな登山道(ってなに?笑)だったけど、途中から上までは「・・・道、どこ?」な感じだった。”登山道”とあるのに、”道”はない。↑の写真みたいな、広い芝なのだから。それに斜面はきつく、けっこう登りづらかった。・・・若草山、意外と侮れない(^^;人間がはぁはぁ登ってるところに、鹿が群れを成し、だだだだだっと遠くの斜面を駆け登るのが見えた。野生の鹿だよ!下界でせんべいもらってまったりしてるような、飼いならされた鹿とは違うよ!おおぉ・・・。ちょっと感動(笑)そしてだいぶ羨ましい(笑)

頑張った甲斐は充分あって、綺麗な景色を拝めたv美しい景色と、大きな水色の空を堪能した。思わず腕伸ばしちゃったりして。


下山途中、紅葉している木もあった。


出入り口のところでスタンプラリーのチラシを見せ、絵葉書を手に入れた。お土産屋さんで売ってるような、ちゃんとした写真のハガキだった。わたしのは鹿である。

世界遺産その3.奈良といえば、の大仏。東大寺。
今回の旅のテーマは「ベタベタなちょ〜定番奈良初心者コース」なので(笑)、やっぱりはずせないのは、東大寺の大仏だろうか。ということで、お次は東大寺へ。
大仏殿に入る前のところに池があった。その辺りにも鹿はいる。えみりんさんが100円の長い麩の棒を買って、鹿にあげてみることにした。100円を専用の払い箱に入れて、商品は箱あけて勝手に取ってね、という人の善意に基づいた無人の売買である。麩が入った箱に近づいた人がいることを知った鹿たちが、素早く集まってくる。中にはまだ取り出してないのに、待てないのか『早く〜。早く〜』とえみりんさんの背中をつっついた。えみりんさんが長い麩を半分に割ってくれた。予期してなかったので、えぇ!?とちょっぴりパニック(笑)鹿がわたしの方にも向いて『くれくれ』してる。もらった麩をさらに半分にして差し出すとあっという間に、ぱくっと食べてしまった。そして『もっと!もっと!』とせかしてくる。手をくわれそうな勢いなので、残りもさっさと与えてしまった。こまちにわける暇もなく・・・。モノはなくなったけど、『もっと!もっと!』と後をついて来た。もうないよぉ。

 『もっとちょ〜だい』  『なんだ、くれないの・・・』

鹿さんと別れて、大仏殿の中へ。中学生の修学旅行で来たことがある。この日も学生の集団がいた。うっすらと覚えていて、懐かしく思う。

 

大仏殿の中に入ると、真正面にど〜んっとでっかい大仏様が見える。正式には廬舎那仏(るしゃなぶつ)。高さは15mもあるのだ!HP見たら「座高にあたります」だって(笑)そりゃそうだ、座像なのだから。・・・15mの座高か(笑)手のひらだけだって、1.5mもあるらしい。小さな女性一人分だ!

 ←斜めからも。

大仏殿の柱の中に、鼻の穴(だったよね?)と同じ大きさの穴が開いた柱がある。けれど、子供じゃないと通り抜けられないと思い込んでいた。途中でつかえちゃったらどうする?なんて話ていたが、ところが、これがけっこう通れちゃうのだ。大人の女性はもちろん、男性でも意外と行ける。外国人も女性だったかな?挑戦していた。穴は人が通れるとはいえ小さいことは小さいので、体を捻って、斜めに進むのがポイントらしい。その柱は行列の出来る人気スポットとなっていて、しばらく眺めていた。
そしてえみりんさんとこまちもチャレンジ!狭いところが苦手なわたしはカメラマンとなるべく、反対側で待機。上半身が胸の辺りまで出たところで、ポーズを取ってカシャッ。無事2人とも通り抜けられた(笑)

今日の観光はこれにておしまい。ホテルにチェックインするため、駅の方へと戻ることにした。途中、鹿の憩いの場になっているらしい池の側を通った。夏は水の中に入っているそうだ。鹿も暑いのだね・・・。


散策&夕食。
ホテルにチェックインし、荷物を置いて、再び町へ出る。駅周辺の商店街などにあるお店を見て回った。奈良漬や和菓子などの専門店や、いろいろなものを取り扱うお土産屋さんなどなど。観光客のためだけでなく、地元の人のためのお店も多数あった。

その後夕食はどうしようか、ぐるぐる歩き回ってしまった。特に行きたいところもなかったし、・・・全てえみりんさんにお任せしてしまっていたので考えてなかった(^^;ひと気の少ないエリアに入り込んでしまっていたようで、お店は少しはあるけれど、ぱっとこない。じゃぁ、あそこならどうか、と行ってみると、貸切だか予約客限定だかで入れず・・・。
ぐるぐる歩いたときに見つけたお店に行ってみることに。最初は、そこの店の前に出ていた看板に「Bar」とかいう文字があったから通りすぎたのかな?「Dining」とも書いてあったんだっけ?もう忘れちゃったよ・・・(^^;
再び店の前にくると、1階のカフェからわんこが出てきた。同行者2人は犬派だったので、しゃがみこんで遊んでいる様子を立ったまま眺めていた。・・・別に嫌いじゃないけど。
カフェの方に「食事は出来るか」聞いたら、2階でどうぞvということだったので、そこで夕食をとることにした。お店の名前はチェックしてなかった・・・(TT)
中に入ると、それほど広くなく、4人用のテーブルが5つくらい、他にソファー席もあって、テラス席もある。カウンター横の席につく。
カウンターの中にはいろんなお酒が並んでいたけれど、だーれもお酒は注文せず。それどころか飲み物も(笑)水ですませた・・・。

   
サイズバラバラになっちゃったけど、生ハムとチーズのサラダ、お肉(豚?)とキムチの甘辛炒め、アジアンなチャーハンに、台湾屋台風焼きそば。3人で取り分けて食べた。なかなかおいしかったvだいたい一皿ずつ出てきたんだけど、食べ終わったら、カウンターがすぐ横だから、店員さんが片付けるより前にカウンターにあげておいたりして(笑)
食べてる途中で、下のカフェメニューのラストオーダーとなってしまった。デザート類である。なので先にデザートを注文しておいた。食べ終わる前に出来上がってしまったので、カウンターに置かせてもらうことに・・・。カウンター大活躍(笑)
頼んだのは、抹茶ワッフル&アイスコーヒー。あんこも乗っていた。珍しいのよ、あんこ系頼むのって。ボリュームたっぷりで、おいしかったけれど、途中で断念。・・・こまち、いつもありがとう(笑)


帰り道、猿沢池によって、興福寺のライトアップを見た。・・・写真には綺麗に写らなかったけど。夜見るお寺も素敵v


そういえば、亀さんはどうしてるんだろう・・・(笑)

お風呂入って、テレビ見て、就寝Zzz・・・。
えみりんさんと別れて、二人でホテルに向かい、部屋に戻った。ホテルはアジール奈良
全ての行程を歩いて回ったせいもあり、くたくた・・・。日ごろ運動不足であるし、筋肉痛になったらどうしよう、ってな状態。これはお風呂で脚もみもみマッサージしないと!このホテルには大浴場がついているが、防犯上の都合で男性専用だという。女性は2,3人で使える家族風呂を「事前に予約して」使うように、エレベータ内の掲示板や部屋の館内案内には書いてあった。家族風呂は2つ。予約受付は10時までで、すでにもう9時を回っており、今から予約がとれる可能性は少ない。だってねぇ、何時に帰ってこれるかわからないものね。ダメ元でこまちに電話してもらう。案の定、本日の予約はいっぱいだった。部屋にはユニットバスが付いているので、諦めてそっちに交代で(当たり前・笑)入ることにした。
・・・ららら?フロントから連絡があり、「キャンセルが出たので、お使いいただける」とのこと。こまちの予想では「子供が寝てしまった」か「予定の時間に帰れなくなった」か。どちらにしろ、わたしたちにとっては幸運。なんてついているのかしら!日ごろの行いか(笑)。準備をして予約の取れた10時を待っていると、またまた電話が。「準備が完了しましたのでお越しください」だって。まぁ、らっきー!さっさと入れるわ。
家族風呂は「檜」と「釜」の2種類。か、釜ってなに?!すごい気になった(笑)檜は普通だから、出来れば釜希望。フロントに行って家族風呂の鍵を借りに行ったら、檜だった・・・。ちょっと残念。
服を脱いで浴室に入ると。おぉ!ホントに檜の浴槽だ。しかも風呂桶や椅子なども木で、プラスティックとは違って温もりのある手触りが心地よい。湯船にはなみなみとお湯が張ってあり、は入れば、ざざざ〜っとお湯が流れ出てしまう。貧乏性のわたしはつい「もったいない!もったいない!」と口に出してしまった(笑)遅れて洗い終えたこまちも湯船に浸かる。ざざざ〜んっ(笑)2人で入っても、ちょっと斜めになれば足を伸ばせるし、横に並べばあと2人はいける!大浴場よりはもちろん狭いけれど、うちでは足をまっすぐ伸ばせないので(^^;気持ちの良いお風呂タイムになった。

部屋に戻ってTVを付けると、野球延長で時間が押したのか、『ふ○ぎ発見」をやってたので、それをぼんやりと見て、眠くなってきたので、早めに就寝。歩き疲れたから、ぐっすり眠れるはず。・・・はず。

1日目前編へ 2日目へ


女の子お絵かき掲示板ナスカiPhone修理