>奈良&京都日記<
+1日目前編+
2003.10.18-19

1日目前・1日目後2日目

私が奈良に行く理由。
私にはネットで知り合ったお友達の1人にえみりんさんという方がいる。けっこう長い付き合いになるのにお会いしたことがなかった。えみりんさんは奈良の人で、私は埼玉に住んでいて離れているということもあるだろうし、ただ機会がなかっただけでもあるかもしれないし。けどネットだけの付き合いならともかく、プレゼントを頂いたり、エアメイルを贈りあったりしているのに・・・(^^;
それが今年、私が関西に遊びに行く話が持ち上がって、私と同じくえみりんさんのHPにお邪魔している、こまちと一緒に奈良へ行くことになった。しかも、旅行の前の週は、えみりんさんが職場の研修で東京の方に出てきていて、そのとき初めてご対面。今まで全然会ってなかったのに、2週続けて遊ぶことになったのだった(笑)

早朝出発。
今回の朝はめちゃめちゃ早い!午前6時50分東京発の新幹線に乗るのだ。9時10分には京都に着いてしまう。本当はもうちょっと遅い、お昼くらい着の方が良かったのだけれど。今回はホテルと新幹線がセットになったフリープランを旅行会社で予約した。品川駅が出来たことで料金体系が変わったらしく、指定の時間帯以外だと別料金がかかってしまう。基本時間は旅行者にとってはやや不便な時間だ。朝早かったり、遅すぎたり。帰りも、出発が早すぎてあまり遊べそうになかったり、遅すぎて次の日に支障がありそうだったり。私もこまちも旅行好きの貧乏人(笑)なので、出発は朝早い基本の時間で追加なし、帰りは夕方の追加料金取られるけど、安い方にしておいた。
6時50分発ののぞみに乗り込む。喫煙席だ・・・(TT)禁煙席が満席だったため仕方なく。まぁ、約2時間半くらい我慢しよう。・・・朝早くても人はいっぱいなのだなぁ。

予定通り京都駅到着。この新幹線は博多まで行くが、たくさんの人が京都駅で下車。人気の高さが伺える。私たちは近鉄特急に乗り換え、奈良へと向かった。さすが特急、30分ほどで到着。早い!まだ10時!
荷物をロッカーへ預け、駅で待っていてくれたえみりんさんと合流。
さ、観光開始vこちらの地図を見るとわかりやすいかも。

亀さん亀さん♪
えみりんさんの案内で、近鉄奈良駅から徒歩でてくてく奈良公園の方へ向かう。奈良へ行くことが決定した当初、奈良の中心ではない、別の神社やお寺に行きたいなぁと考えていたけれど、ガイドブックを見ていたら、奈良駅徒歩圏内に世界遺産がいっぱいあったので、そっちが気になった。
以前旅行したときと変わらない町並みを懐かしく思いながら歩いていると、猿沢池に到着。
そしてすぐに亀さん発見!!!しかも大量にいる!(笑)旅の写真一枚目が亀になった・・・。上高地&松本旅でも一枚目が鴨だった・・・(^^;
岩の上に乗ってひなたぼっこする亀。すいすい〜っと池の中を泳ぐ亀。人間のことなんて関係なく、ほのぼの暮らしてる。

 

猿沢池の向こう側にある興福寺の五重塔を撮った。奈良らしい一枚。


世界遺産その1.阿修羅ちゃんち興福寺。
興福寺境内に到着。五重塔の前にテントが張ってあるのが見えた。秋の特別公開中だったようだ。らっき〜v普段は入れない五重塔にも入れちゃうのだ。五重塔・大御堂・国宝館の3箇所見学可能で1200円。ちょっぴりお高いけど期間中来ないと見れないのであるから、まぁ、いっか。
チケットを購入すると、ちょっとした資料もくれた。A4サイズの封筒入りで、封筒には【中金堂再建に向けて】というタイトルでいろいろ書かれてある。ぶっちゃけ言えば、再建にはお金がかかるから、寄付してちょーだいっという内容である(爆)

五重塔には薬師三尊像・釈迦三尊像・阿弥陀三尊像・弥勒三尊像が安置されている。みっ、みろくだぁ!!!(爆)・・・すんません、某小説の影響がここに(爆笑・誰かわかるのか?!)
パンフレットを見ると弥勒も「如来」になっている。何故?誰か教えて。「菩薩」じゃぁ・・・ないのね、この場合は。他の如来と同じように「菩薩」2人を伴ってるし(だから三尊像)。うーん、謎。ただ単に勉強不足。
ちなみに知ってるかとは思うけど、菩薩は如来になるために修行している人(?人でいいのか?)弥勒は弥勒菩薩で覚えてたので、あれっ?ってなった。弥勒菩薩は釈迦が滅した56億年後くらいに人間界に現れてくれる予定の人なのだよ。

謎は放っておいて、外に出て次へ。めちゃめちゃ逆光だったが、一応カシャリ。

↑左側に見える東金堂の前を通って、国宝館へ向かう。東金堂も見学は出来るが、別料金なのである・・・。

国宝館で一番の有名人(?)は阿修羅像だと思う。前にも見たけれど、何度見たってよいものはよい。「阿修羅ちゃ〜んっv阿修羅ちゃ〜んv」”ちゃん”付けなのだ、わたしの中では。・・・こちらは某マンガの影響が(爆死)どうやら同行者の2人もわかってくれたらしい(^^;
国宝館の特別公開の目玉は【興福寺が誇る乾漆像を15年ぶりに公開!】だそうだ。・・・ふ〜ん、そうなんだ?(^^;
乾漆像は「八部衆」と「十大弟子」の2つに大別される。おお!八部衆!それは知ってる(だから某マンガの影響だって)。
ずらりと並んだ八部衆の見ごたえはなかなかのもの。残念ながらかけてしまっている部分もちょこちょこあったけれど、それでも奈良時代のものだもの、よくぞ残っていてくれました!という感じ。阿修羅ちゃんはもちろんのこと、乾闥婆(けんだつば)ちゃん、迦楼羅(かるら)ちゃんもいた。興福寺の場合特殊らしく、夜叉にあたるものが鳩槃荼(くばんだ)に、龍にあたるものが沙羯羅(さから)になるなど、通常(?)とは呼び名が違っているようだった。
十大弟子はどーでもいい(爆)誰の弟子かといえば、もちろん釈迦である。弟子とはいえどもすごい人。でもなじみがないので・・・。
通常展示で見ごたえがあるのは、なんといっても「千手観音像」である。なにしろでかい。5mくらいあるそうだ。昔の人の信仰の深さに敬服。いまだ消えないその力に圧倒される。千手観音像の手には数珠やら錫杖やらいろいろ持っている。それぞれに意味はあるのかなぁ。調べてみたくなる。ちょっとだけ調べたら、”千手”とはあるけれど、前で合掌している二つ手の他に40手が通常だそうだ。そりゃ千本もの手をつけるのは大変。どうやったらいいの?(笑)でもないわけじゃないようだ。見たことないけど。
釈迦如来像の前で、同じポーズを取っていた人がいたり、頭しか残ってない釈迦如来像があって、頭のブツブツ(笑)が一部取れてしまって禿げあがっていたり。なかなか楽しめるのであった。でも、仏像見るならもうちょっと勉強しようっと。

国宝館を出て、境内を歩く。鹿発見!これぞ、奈良!生き物なので、当然動き回るため、ケツ向けられちゃったりして・・・(笑)かわいいから許す。
 

境内にはたくさんのお堂がある。鮮やかな朱色の建物が印象的な南円堂もその一つ。近くの木にたくさんの金柑が実をつけていたので、写真を撮ってみた。


南円堂から五重塔方面に戻る。写真で見える通り、フェンスがずらり並んでいる。この中のスペースは再建したい中金堂の場所。・・・せっかくの景色が(^^;
←東金堂と五重塔。

少し離れたところに、もう一つの観覧場所がある。それが菩提院大御堂。こじんまりしたお堂だ。けれど中には重要文化財クラスの像が安置されている。見学客の人数が適当に集まったら不定期でするのか、係りの人が説明をしてくれた。



↑は外国人の方が熱心に一眼レフを構えて撮影していた、龍の水口。こういうのって、日本というかアジアらしいものだから、不思議な魅力があるんだろう。現在は使われていないようで、水は出ていなかったし、溜まってもいなかった。

今日のお昼は、何にしようカナカナ(・・・バカ)
興福寺を見終わって、おなかがすいてきたので、お昼を食べることになり、ならまちの方に移動する。今でも昔ながらの風情ある町家が立ち並ぶ、落ち着いた場所だ。ただ歩くだけでも、雰囲気が出る。同じ”昔ながら”でも、東京の下町とは違ってごちゃごちゃしていないのだ。町家を利用した資料館や小さなお店がちょこちょことある。
昼食はその中の一軒、カナカナでとることにした。雑誌やガイドブック、ウェブ上のいろいろなサイトで紹介されているようで、女の子がたくさん並んでいる。待っている間に、外で写真撮影(笑)
 

待っているスペースもかわいらしく飾られている。ヨーロッパだけだったかな?地図が貼られていて、それに主要各国の時間に合わせられたチーズの空き箱で作った手作りの時計が付いている。もうすぐ行くパリも発見した。
しばらくして席に案内され、本日のランチメニュー、カナカナごはん(\1,100)を注文。【鶏の塩焼き柚子おろし・あげいんげんのぴり辛みそ和え・お豆腐のあんかけ・かぼちゃ煮・セロリとパプリカのおかかサラダ・高菜とじゃこのせごはん・お味噌汁・小豆かん】である。
店内を見回す。・・・写真撮っちゃえば良かった(TT)かわいかったのに。町家の和風な作りにセンスの良い家具が置かれている。いかにも女の子が好きそうな、お洒落な雑貨が飾られているスペースもある。居心地が良いので、回転率も良くはないのがわかった(^^;そりゃ並ぶわ。
運ばれてきたご飯は、見た目もセンスいい!気取ってない普通の料理だけれど、小さな和食器に盛り付けられてて、それがかわいいし、おいしそうに見えちゃう。実際おいしいvセロリキライなのに、ドレッシングがおいしくて、いけたv

食事の後にコーヒーか紅茶、ハーブティが出る。
カナカナごはんは日替わりのようなので、近くにいたらたくさん行っちゃいそう。セットメニューの他、カレーなどの一品モノもあり。ケーキなどもあるから、お茶の時間にもぴったりv奈良に行ったらまた行きたいと思う素敵なお店だった。

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